設置条件・利用環境について
C2-Connectの導入には、どんな機器が必要ですか?
データ収集したい設備をC2-Connectサーバー(クラウド上)に接続するための、IoTゲートウェイが必要です。現在対応しているIoTゲートウェイは下記のとおりです。(時点)
- HMS Networks / Ewon® Flexy
205
https://www.hms-networks.com/p/flexy20500-00ma-ewon-flexy-205
IoTゲートウェイ本体のほか、LTE通信用モデム(アンテナ含む)、LANケーブル、24V DC電源モジュールなども必要です。これらの機器をワンセットにした「ゲートウェイボックス」もご用意しています。詳しくはお問い合わせください。
※Ewonは、HMS Industrial Networks, societe anonymeの登録商標です。C2-Connectを利用するための、パソコンの推奨環境を教えてください。
対応するOSおよびブラウザーは以下のとおりです。
対応OS
- Windows® 10
- Windows® 11
対応ブラウザー
- Google Chrome®
- Microsoft Edge®
- Mozilla Firefox®
いずれのブラウザーでも、最新バージョンをご利用ください。
※Windowsは、Microsoft
Corporationの登録商標です。
※Google Chromeは、Google LLCの登録商標です。
※Microsoft
Edgeは、Microsoft Corporationの登録商標です。
※Mozilla Firefoxは、Mozilla
Foundationの登録商標です。
IoTゲートウェイと設備・機械との接続方法を教えてください。
以下のいずれかの方法で接続が可能です。
なお、接続には、コントローラー(制御盤)側での通信設定なども必要です。
詳しくはお問い合わせいただくか、ヒアリング・現地調査にてお伺いいたします。
-
お使いの設備・機械のコントローラー(制御盤)にLANポート(RJ45ポート)がある場合
LANケーブル(RJ45 Ethernet® 10/100 MB)で、コントローラー(制御盤)と接続します。
なお、コントローラー(制御盤)が下記の通信プロトコルのいずれかをサポートしている必要があります。- Modbus® TCP
- OPC UA®
- MELSEC®コミュニケーションプロトコル
-
お使いの設備・機械のコントローラー(制御盤)にLANポート(RJ45ポート)がない場合
コントローラー(制御盤)にLANポートがなくても、設備・機械にModbus® RTUのスレーブ機能があれば、シリアル通信(RS-232/422/485)でIoTゲートウェイに接続することができます。別途、通信設定が必要です。
※Modbusは、Schneider Electric Usa,
Inc.の登録商標です。
※OPC UAは、OPC
Foundationの登録商標です。
※MELSECは、三菱電機株式会社の登録商標です。
※Ethernetは、富士フイルムビジネスイノベーション株式会社の登録商標です。
IoTゲートウェイおよびゲートウェイボックスの設置条件を教えてください
下記条件を満たす場所に設置してください。
IoTゲートウェイ
- 温度:-25°C~+60°C
- 湿度:10%~90%(結露しないこと)
- 電源:12-24VDC +/-20%、LPS(最大消費電力 30W)
- LTE通信が安定して可能であること [注1]
(対応キャリア:docomo®、au®、Softbank®) - 水濡れ・塵埃・腐食性ガスのないこと
ゲートウェイボックス
- 温度:0°C~+40°C
- 湿度:5%~85%(結露しないこと)
- 電源:単相交流 100-240V 50/60Hz 3A
- LTE通信が安定して可能であること [注1]
(対応キャリア:docomo®、au®、Softbank®) - 腐食性ガス、可燃性ガスがないこと
- 保護等級:IP66相当
※注1:設置場所で安定したLTE通信ができない場合、アンテナ部のみをLTE通信が可能な場所に設置して、アンテナケーブル(LANケーブル)でIoTゲートウェイに接続できる場合があります。詳しくはお問い合わせください。
※docomoは、日本電信電話株式会社の登録商標です。
※auは、KDDI株式会社の登録商標です。
※Softbankは、ソフトバンクグループ株式会社の登録商標です。
IoTゲートウェイを社内LANに接続して、C2-Connectサーバーにアクセスすることはできますか?
IoTゲートウェイは、携帯電話網を経由してC2-Connectサーバーに直接接続します。
社内LAN経由でのC2-Connectサーバーへのアクセスはサポートしていません。
収集できるデータについて
C2-Connectで収集できるのは、どのようなデータですか?
コントローラー(制御盤)から取得できるデータであれば、収集・蓄積・監視が可能です。
代表例として、稼働データ(回転速度、吐出量、吐出圧など)、異常・警報の有無、運転時間などがあります。
各データには、任意の名称を付与して管理することができます。
データの収集頻度を教えてください。
20秒間隔で各データを収集します。
データの保存場所・保存期間を教えてください。
C2-Connectのデータベース(クラウド上)に、標準で12か月間蓄積できます。オプションで、年単位での延長も可能です。
収集できるデータの項目数に制限はありますか?
IoTゲートウェイまたはゲートウェイボックス1台につき、最大90項目(種類)のデータを収集できます。
コントローラー(制御盤)にはないデータを、センサーを追加して収集することは可能ですか?
可能なケースがありますのでご相談ください。
実例として、アナログ出力センサー(振動センサー、クランプ式電流センサー、温度センサー)の値を、IoTゲートウェイと通信可能なAD変換器を介して、収集しているケースがあります。
セキュリティについて
どのようなセキュリティ対策を行っていますか?
C2-Connectでは以下のセキュリティ対策を行っています。
- IoTゲートウェイからC2-Connectサーバー間の通信は、VPN接続ないしTLS通信(バージョン1.2以上)により保護されています。
- C2-Connectサーバーとブラウザー間の通信は、HTTPS(TLS バージョン1.2以上)通信により保護されています。
- C2-Connectサーバーおよびデータベースは、クラウドサービス事業者(Amazon Web Services, Inc.)が提供するVPC(Virtual Private Cloud)内に配置しています。
- C2-ConnectのWebアプリケーションに対して、第三者(経済産業省「情報セキュリティサービス審査登録制度」で認定されたベンダー)による脆弱性診断を年1回実施し、新たなセキュリティ攻撃方法に対して必要な追加対策を継続的に実施しています。
運用について
IoTゲートウェイは、日常的に操作や点検、メンテナンスをする必要がありますか?
基本的には必要ありません。
IoTゲートウェイの設定変更やファームウェアの更新が必要になった場合は、原則として弊社が遠隔操作で行います。
上記以外に対応が必要な状況が発生した場合には、当社サポート窓口までお問い合わせください。
設備のメンテナンスや点検などに伴う停電の際、IoTゲートウェイの復旧作業はどのように行いますか?
停電などで電力供給が遮断されても、復電後に自動で通信(データ収集)を再開するため、作業は不要です。
契約・料金体系について
契約について教えてください。
ご契約の流れについては、「導入までの流れ」をご覧ください。詳細はお問い合わせください。
料金体系について教えてください。
初期設定作業費と、利用料が必要です。
- 初期設定作業費には、導入時の設定作業費用のほか、弊社が手配する機器(IoTゲートウェイなど)の費用が含まれます。設置環境により必要な機器が変わりますので、現地調査の上、個別にお見積もりいたします。
- 利用料は、収集するデータ項目数や保存期間、利用されるオプションメニューにより異なり、年単位でお支払いいただきます。詳細はお問い合わせください。