兵神装備株式会社

ヘイシンのものづくり

02 製造

高精度加工への挑戦

食品業界や電機業界、自動車業界など次々に広がる市場とニーズの高度化に応えるため、コア部品であるローター、ステーターのハイレベルな製造を可能にする最新の工作機械、成形機、計測装置を導入しています。特に近年需要が伸びている超小型ディスペンサーの開発では、これまでにない微細で高精度な技術が求められており、これを達成するため、独自の精密小型ローター加工機を開発・実用化しました。合わせてこれらの機械による作業を円滑に行えるよう、「精密加工ルーム」を工場内に建設しました。

精密加工ルーム

機械加工工場内に、高精度の小型ポンプ、ディスペンサーを生産するための最新鋭設備を揃えた精密加工ルームを建設しました。ルーム化することで外部からの熱や振動を遮断し、高品質加工の環境を整えています。室内では、精密小型ローター加工機や、ワイヤー放電加工機、電子ビーム加工装置などを稼働させ、1/1000mm単位の加工を可能としています。

高品質な組立作業への取り組み

ポンプの組立作業を精度良く行うため、当社では社員一人で製品を完成まで組み立てる「セル生産方式」を導入するとともに、組立作業や運転検査、仕上げ作業を行うスペースをカバーするコンパクトな組立ルームを建設しました。

組立ルーム

製品組立工場内に、作業環境を改善し、省エネと快適環境を両立させた「組立ルーム」を設置しました。このルームはグッドデザイン賞を建築部門で受賞しています。また、小型ディスペンサーの部品洗浄、組立、梱包などを行うクリーンルームも設置。部屋の温度や空気清浄度を一定に保つことで、一段と高いレベルの製品精度を達成しています。

さらなる技能向上を目指して

モーノポンプのコア部品を製造するためには、高度な機械加工技能が求められます。このため当社では、社員の技能を高める訓練を施し、技能検定試験にもチャレンジ。これまでに4人の特級技能士をはじめ、多数の1級・2級技能士を輩出しています。
また、23歳以下の若手技能者が日本一を競い合う「技能五輪全国大会」にも挑戦し、2008年の初出場以来、12大会に7人の若手社員が滋賀県代表として出場を果たし、日々の業務や後進の指導にその能力を発揮しています。

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